Circular Project

プロジェクトの設立経緯と
資源循環型生産システムの確立

ばん馬toきのこto小麦の環

「ばん馬toきのこto小麦の環」は、地域資源を有効活用した循環型の生産活動を展開しそれぞれの商品ブランドの価値を高めることを目的に、三浦農場をはじめ、ばんえい競馬の広報を担当するティワイネット(帯広市)、農業法人の鎌田きのこ(帯広市)、製粉業者のアグリシステム(芽室町)、老舗パン店の満寿屋商店(帯広市)の5企業・団体で構成。
具体的には、帯広競馬場内から出る馬ふん、麦わらで作られた馬厩肥(きゅうひ)が、鎌田きのこのマッシュルーム培地として活用します。マッシュルームを収穫した後の培地(廃培地)を三浦農場の小麦栽培に使います。ここで栽培された小麦はアグリシステムで製粉され、満寿屋商店のパンとなります。また、小麦を収穫した後の麦稈(ばっかん)を帯広競馬場の厩舎で活用する資源循環サイクルを構築しました。

試行錯誤の3年間を経て、「うまっしゅパン」誕生
好評につき、第2弾も商品化へ。

「ばん馬toきのこto小麦の輪」の代表発起人を務めるのが、三浦農場の三浦尚史社長です。設立のきっかけは、三浦社長と満寿屋商店の杉山雅則社長、アグリシステムの伊藤英拓専務らが会合の中で、互いにブランド価値のある小麦生産と商品開発を目指そうと意気投合。全国でも類を見ない、地域還元プロジェクトがスタートします。廃培地を使った小麦栽培では、追肥が多くなってしまうと渋みが出てしまうことが分かりました。品質、香りや風味を落とさず、収穫量を上げていくために試行錯誤を繰り返し、完成には3年の歳月を要しました。
「ばん馬toきのこto小麦の輪」プロジェクトが手掛けた第一弾の商品は、鎌田きのこのマッシュルームを練りこんだ「うまっしゅパン」。帯広競馬場で無料配布されたあと、満寿屋商店において販売。「マッシュルーム、小麦の味がしっかりしておいしい」と好評を得ました。
第2弾は、三浦農場の小麦100%で作った焼きそばを使ったパンを商品化しました。小麦の味に合うようにソースを工夫した「十勝焼きそばパン」、鎌田きのこのマッシュルームや炭火焼きのカルビなどを使った「ピタパンサンド・焼きそば」、あんかけ焼きそばをサンドした「あんかけ焼きそばパン」の、3種類です。

うまっしゅパン
「馬と、マッシュ(きのこ)、パンが美味い」という意味を込めた「うまっしゅパン」

    ばん馬toきのこto小麦の環協議会参加企業

    • アグリシステム株式会社
    • ばんえい十勝
    • 鎌田きのこ
    • ますや

    ※協議会についてのお問い合わせはメールにてお受けしております。

    主力ブランド農産物3品目

    • 小麦

      きたほなみ・キタノカオリ
      はるきらり

    • 大豆

      音更大袖大豆

    • 小豆

      エリモショウズ