Specialist

その道のスペシャリストから
誰もが活躍できる農業確立の未来へ

大学院で農業機械を専攻
卒業後は農機具メーカーに勤務
見聞を広げ、業界のスペシャリストとして活躍

北海道十勝地方のほぼ中央にある音更町にある『三浦農場』。99haの畑で、小麦、馬鈴しょ、豆、ビートの畑作4品目と長芋を生産しています。祖父の代から数えて3代目となる代表の三浦尚史は、北大大学院では農業機械を専攻し卒業後、大手農機具メーカーに勤務した後に家業を承継、大学院では「農業の先進的な取り組みを勉強し、仕事で得た経験やノウハウを持って、農業の未来を描いていきたい」という構想を温め、就農の準備期間を過ごしました。

三浦農場が手掛ける高品質な作物は、業界でも一目置かれる存在です。メーカーとの無人トラクターの共同開発、地元企業と連携した生産サイクルの確立など、スペシャリストとして次々と新しい取り組みに挑戦しています。

他人の幸せを願い、他人のために生きる
宮沢賢治の想いに共感

代表の三浦は「心と体で感じたアイディア」を思いついた時に、いいと思ったものはすぐに実行に移します。そのアイディアの数々をカタチにしながら、経験や実績などを積み上げてきました。

「他人の幸せを願い、他人のために生きた宮沢賢治」が没後、その生き方が広く世に知られるようになり、今ではたくさんの人から愛されています。三浦もその想いに共感し、その生き方に惹かれ、自らも新しい取り組みに挑戦し続けています。

高品質な作物を生産するだけでなく、メーカーとの無人トラクターの共同開発や地元企業と連携した循環型の生産サイクル、地域活性などさまざまなチャレンジに挑んでいます。こうした取り組みにより、人と人が繋がり、新しいエネルギーが生まれることにより、地域の農業の未来を切り拓くことにもつながっていくと考えています。

主力ブランド農産物3品目

  • 小麦

    きたほなみ・キタノカオリ

  • 大豆

    音更大袖大豆

  • 小豆

    エリモショウズ

History

十勝 音更町から発信する
三浦農場がつくる農業の未来への道標

110年前からつながる農業の歴史
すべての人が農業で活躍できる未来へ

三浦農場は今から110年前に岐阜から入植し、馬を使った農業から始まりました。代表の三浦尚史は事業承継後「段取り8分、仕事2分」という、農業をする上での事前準備の大切さと、常に勤勉な姿勢を保つことの大切さなど、祖父や父から日々多くのことを学び・感じながら農業を営んでいます。平成22年には、『GPSオートガイダンスシステム』を導入。効率化と省力化を図り、オペレーターの負担を軽減するとともに、併せて正社員を採用。この年は『三浦農場』にとって、大きな転換期となりました。その後も独自のマニュアル作りによる情報の共有化、GPS・カメラシステムなどを使った農作業の簡便化を図るなど、新たな可能性に挑み続けています。また、大学や企業ともに、ロボットトラクター運用システムの開発にも携わり、すべての人が積極的に農業に関わっていくことができる、農業で活躍できる次世代の農業をつくるため、今も未来に向けて一歩ずつ歩みを進めています。

農村文化を守り、次世代に承継するために
『三浦農場』が描く未来とは

少子化で人口減少が進む中、三浦農場では音更町のみならず十勝の活性化のために「農村文化を守り、次世代に承継していきたい」と考えています。なぜなら農村文化が育つことは、地域に人が集まることだから。多くの方が農業に触れる機会を提供することで「人と人が繋がり、豊かな地域をつくる」。これこそが地域活性となり十勝全体が豊かになることだと考え、私たちは未来へ向けて地域貢献として活動をしています。六花亭株式会社へ小豆を、株式会社満寿屋商店にパン用小麦「キタノカオリ」を提供させていただいていますが、どちらも栽培するには、手間暇がかかります。こうした農商工連携を進めるのは、地域全体が盛り上がってほしいという願いと、地元十勝への強い思いがあるからです。自分だけが幸せであれば良いという考えではなく、他人の幸せを願い、地域創生に貢献する農業に継続して取り組んでまいります。