Wish

三浦農場の思い

つらい農作業をやりがいに変える

農作業の中には、どうしても単調な仕事があります。草取りだとか、長時間のトラクターによるハローがけなど、いろいろです。しかし、その単調な仕事を、やりがいを持った仕事に変える方法を紹介したいと思います。どんなに単純でつまらない仕事でも、突き詰めるととても奥が深いです。やり方ひとつで、質と能率が大幅に変わります。

Part-1

目標を強引に設定する
ビートの苗を育てている時に、根の生育をよくするために苗ずらしという作業を行います。この作業は、苗をずらすというただそれだけの単調な作業なんだけど、とても時間のかかる作業で うちの場合はまる二日かかります。ヒエー、しんどいなこりゃ!そこで、僕はこのような工夫をします。30分程度で終わる作業量の到達点に目印を置きます。ストップウォッチで時間を計り、その仕事量を30分以内で終われば自分の勝ち、30分を過ぎれば自分の負けとします。やってみると意外に本気になり、作業スピードが格段にアップします。心の中は勝負に勝つという目標で満ち溢れるので、暇だとかしんどいという感情はまずあり得ないです。
ご褒美を設定する
前述の目標点に達したら、自分にご褒美をあげるといいです。
ジュースを飲むとか飴をなめるとか・・・。僕の場合、たまにですが、トイレに行くなんていうのもあります。(”ぼうこう”が弱い人はマネをしないでください。)

Part-2

第1段階 仕事を覚える
まずは、仕事の手順を覚えましょう。最初だけは、仕事の能率がゆっくりでもかまわないので、丁寧にやった方がいいと思います。それと、今やっている仕事の質は、どの程度まで求められているのか、リサーチできたらなおいいと思います。
第2段階 パターン化する
仕事の動作のひとつひとつをパターン化しましょう。たとえば、スコップで土をすくって別の場所に投げる仕事でも、立ち位置・スコップを突き刺す角度、腰の使い方次第で、能率や体への負担が大きく異なります。
僕は、あらゆる仕事をパターン化するのが好きです。それこそ、ハシゴを登る動作にしても、右足から登るのか左足から登るのか、突き詰めて考えます。機械作業でしたら、ボタンを押す順番まで 最適な方法を突き詰めて考えます。
第3段階 省略できないかどうか考える
ある二つの動作を一回の動作で済む方法はないか?ある動作を省略するのは可能か?思索します。ただしこの場合、仕事の質を低下させることはないかどうか注意します。また、仕事の質が低下しても、それは許容される範囲かどうか、よく考えます。

Part-3

第4段階 体で覚える
今まで、頭で考えてきた「このやり方でバッチグー!」という仕事の手順を、何度も何度も行うことにより、自然と体で覚えさせます。この時点で、あなたは仕事を身に着けたということになります。ここまで来たら言うことなしです。がしかし・・・上には上がいます。
第5段階 さらにブラッシュアップ
仕事をやっていて、ごく一定の割合でミスが生じる場合があります。よく発生するミスの対処方法を、「こうなったら次はこうする」とパターン化して、迅速に適切に対応するとさらに達人になれます。平常時の仕事のパターン化は、時を重ねればだれでもできますが、非常時における迅速な対処は、よっぽど経験を積んだ人か意欲のある人にしかできません。ここの部分で凡人か達人かの差が出てくると思います。
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会社概要

会社名 株式会社三浦農場
代表取締役 三浦尚史
従業員数 5名(役員2名 正社員3名)
所在地 〒080-0151 北海道河東郡音更町字東和東1-18
TEL/FAX:0155-32-4022
事業内容 小麦・ビート・いも・小豆・大豆・長いもなどの栽培
経営面積 99ha(東京ドーム21個分)
加盟団体 ばん馬toきのこto小麦の環
北海道中小企業家同友会

手前右:三浦尚史社長,手前左:妻の道子さん,後3名:正社員およびパート従業員

アクセス

羽田空港から帯広空港まで飛行機で約1時間30分/帯広空港から車で約45分/帯広駅から車で約25分

主力ブランド農産物3品目

  • 小麦

    きたほなみ・キタノカオリ

  • 大豆

    音更大袖大豆

  • 小豆

    エリモショウズ